マッサージ事典

当院で主に扱っている推拿(中国整体)について説明しています。

推拿(中国整体) 中医学(陰陽五行・五臓六腑・気血水・経絡経穴)

●推拿すいな(中国整体)

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『推拿』は針灸・漢方と並ぶ数千年の歴史を持つ中国伝統医学の三大療法の一つです。
古来から「按摩」とも呼ばれていた、健康を守り、病気を治療することを目的に、手で施術をする中国伝統の徒手医学になります。
日本では推拿という名称よりも「中国整体」の方が馴染みがあるのではないでしょうか?

「未病」(何となく調子が悪い、病気になる前の状態)を治すという予防医学である「中医学」においては、陰陽・五行・気血の調和が求められ、さらに、臨床の基礎となる「経絡」(けいらく)学説が広く応用されます。

「経絡」とは、気・血・津液(しんえき)が運行している通路であり、内部には臓腑に繋がり、外部には全身の体表へと繋がります。経絡上の特別な点は、経穴(ツボ)と呼ばれています。世界保健機関WHОが定めたところでは、人間の体には361個のツボがあるとされます。

指・手平・肘・膝を用いる「一指禅推法」や「滾法」等の推拿の手技は多彩で、身体操作方法は安心かつ安全です。推拿の療法は、相手の体に、押したり、揉んだり、つまんだり、さすったり等のテクニックで刺激を与え、関節を動かします。そして、自然治癒力を引き起こし、身体の不調を予防・改善が期待出来るので、自分の健康は自分で守る為の方法の1つであると言えます。
日常生活の中で感じる色々な「未病」の症状を、中国伝統医学の推拿のマッサージでやわらげることが出来ます。

また、足裏の推拿反射療法も人気があります。ブッダが涅槃に入る前に残した足跡が、仏足石として彫られ、その模様が足裏反射区の始まりと考えられ、中国の医学書「黄帝内経」には観趾法が記載されています。

中医学の診断方法である弁証(ベンショウ)に基づいて、望(ボウ)・聞(ブン)・問(モン)・切(セツ)と言う4つの診察法を総合して判断し、推拿の施術をすることが大切です。

セルフケアと現代医学を統合して、代替医療である推拿で、バランス良く心と体を整えることのお手伝いが出来ればと思います。

たけそらでは、「推拿整体マッサージ」「推拿アロマリンパマッサージ」「推拿リフレクソロジー」「推拿フェイシャル」各コースをご用意しております。

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【中医学とは】 何となく調子が悪い、病気になる前の身体の不調状態である「未病みびょう」を治す予防医学である。
万物を「陰・陽」のバランスと、五つの構成要素である「五行ごぎょう」で考える。
生体の構成要素である「気・血・水」の調和が求められる。
また、臨床の基礎となる「経絡・経穴ツボ」学説を用いる。

【陰陽五行説とは】 「人体」は「陰いん」と「陽よう」といった異なる要素からなると考えられる。中医学では、「陰・陽」の「対立・変化・統一」の関係が特に重要である。
また、自然界の基本物質である「木・火・土・金・水」の五つの構成要素は、親和する関係である「相生」(そうせい)と、反発する関係である「相克」(そうこく)の関係をもって、連続的に関連し合っている。
「陰陽五行」とは、古代中国の人々が、経験してきた事実を、自然界に起こる現象を参考にして、整理・分類して体系化し、世界・宇宙の道理・真理を捉えようとした試みである。
古代中国哲学の真髄である。

【五臓六腑とは】 五臓とは、「肝・心・脾・肺・腎」の五つの臓器のことである。
中医学の概念の「五臓」と西洋医学の「臓器」とはイコールではない。
六腑とは、「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」の六つの腑のことである。
「六腑」は飲食物を移動し、変化させる消化運搬をし、「五臓」は、六腑の働きによってできた「精気」を貯蔵し、洩らさないようにする。
臓と腑は「表」と「裏」のように切り離すことの出来ない密接な関係にある。
また、臓が「陰」であるのに対して、腑は「陽」である。
「五臓六腑」の他に内臓を構成するものに、脳・髄・骨・脈・胆・女子胞などの「奇恒きこうの腑」がある。

【気血水とは】「気血水」は、中医学において人体を構成する基本的な物質である。
「気」とは、目に見えない生体エネルギーである。「血」と「水」を 全身に循環させて、酸素と栄養素を供給し、老廃物を汗や尿として排出させる動力源にもなる。
生まれながらに親から受け継いだ気を「先天の気」という。生命活動の中から自ら作り出した気を「後天の気」という。
「血」とは、全身を循環して、「五臓六腑」を始め、人体を構成する全てに栄養を与える。「血」の 巡りが悪い状態は、「淤血」(おけつ)と呼ばれ、不調の原因になる。
「水」とは、「津液」(しんえき)のことである。「津液」とは、汗、鼻水・涙・涎・唾 などの、体内の水液の総称である。血液に転化したり、五臓の作用を受けて、身体を外邪(がいじゃ)から守る。
「気血水」はバランス調和が大切である。また、全身の「経絡」が整うと、気血の流れも良くなる。

【経絡・経穴について】
「十二経脈」(じゅうにけいみゃく)とは、気血が流注する主要な通路である。
「陰経」(いんけい)とは、体幹部から手、または足から体幹部に流れる。
「陽経」(ようけい)は、手から頭部、または頭部から足部へと流れる。
「督脈」(とくみゃく)とは、脊柱の正中線に沿って頭部まで上昇し流れる。
「任脈」(にんみゃく)とは、胸腹部の正中線に沿って顎部まで上昇し流れる。

『頭痛に効くツボ』「睛明穴」「印堂穴」「太陽穴」「百会穴」「風池穴」など
『肩こりに効くツボ』「肩井」「肩中兪」「肩外兪」「肩髃」など
『腰痛に効くツボ』「腎兪穴」「大腸兪穴」「腰眼穴」「承扶」「居髎」「環跳穴」など
『膝痛に効くツボ』「膝眼穴」「足の三里」「委中」「陽陵泉」など
『足のむくみ・冷え・生理痛に効くツボ』「湧泉」「太谿」「三陰交」「陰陵泉」「血海」など

【推拿基本手技】
『擺動類』手技 「一指禅推法」「滾法」「揉法」
『擠圧類』手技 「按法」「拿法」「捏法」「捻法」「点法」「撥法」
『摩擦類』手技 「摩法」「搓法」「推法」「擦法」「膊運法」「抹法」
『振動類』手技 「抖法」「振法」
『叩撃類』手技 「拍法」「撃法」「弾法」
『運動関節類』手技 「揺法」「抜伸法」「背法」

参考文献:図説東洋医学 山田光胤著 学研
     中医推拿手技学 陳堅鷹著 杉山書店

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